こんにちはkobaです。
今日は生活習慣病の一つ「高血圧」について書こうと思います。
薬局で働いていると、患者さんの多くは血圧の薬を飲んでいます。
そして、投薬時には大体「今日の血圧いくつでしたか?」という質問をします。
では血圧って何なんでしょうか?
定義としては
「心臓から送り出された血液が血管の壁を押す力」です。
なぜ高血圧はだめなの?
では血圧が高いとなぜいけないのでしょうか?
血圧の高い血管のイメージとしては、
古くなったゴムホースを想像してください。
新しいゴムホースと違って、がちがちに硬くなっています。
手でつぶしたりすると砕けてしまうようなそんな状態です。
それに対して血圧が低い血管は柔軟性に富み、つぶしてもすぐに元に戻ります。
そんな状態ですから、普段は何ともないかもしれませんが、
ちょっとしたことで古くなったゴムホースは破れます。
すると、内出血状態になります。
これが脳内で起こると、脳出血となり、酷いと即死です。
また、古くなったゴムホースはゴミが詰まりやすくなります。
それが心臓付近で起こると心筋梗塞となり、心停止、死につながります。
腎臓付近で起こると腎不全となり、透析になります。
そう、高血圧で、一番怖いのは「脳出血」、「心筋梗塞」、「腎不全」の三大合併症になる確率があがる事です。
血圧はいつ測る?
では、その血圧はいつ測れば正確な数値がわかるのでしょうか?
血圧はその人の精神状態、健康状態、もしくは時間帯、環境、気温差などによって変わります。
そのため、正しい測り方としては落ち着いた姿勢でリラックスして、毎日決まった時間に測ることをお勧めします。
それでもその日の気温、若しくは寝不足などの体調状態、精神状態によって変わると思いますので、
測り方の理想は一回の測定で3回測り、その平均値を出すといいでしょう。
そして、毎日の習慣として、薬局等でもらえる血圧手帳に記録するとその日の健康バロメータになると思います。
そうすることで、血圧の高い時には精神的、肉体的に負担になるような事を避けるなどの健康管理ができると思います。
どんな血圧計がいいの?
血圧計は手首に巻くタイプよりも、腕に巻くタイプの方が正確に測定できるので、
腕で測るタイプをお勧めします。
このようなものをお勧めします。
価格:3,080円 |
少しいいやつですと、このようなものもあります。これだと手間がかからず毎日測定するのに良いかもしれません。
価格:9,758円 |
血圧下げるにはどうする?
しかし、日々の生活で仕事をすると血圧があがるからと言って、仕事をしない訳にもいきません。
ではどうしたら、血圧は下がるのでしょうか?
まず、薬飲んでいる人はしっかり薬を飲んでください。
少しずつ下がってくるはずです。
血圧高めの人が、薬などで一気に血圧を下げると慣れていない為か、ふらついたり、体調悪くする場合があるため、
時間をかけて、少しずつ下げるようにしてください。
また、薬飲んでいないけど、少し高め(140後半)の人は生活習慣の改善を試みましょう。
まずは食事です。
塩分控えめ、味の濃いものは避けるようにしてください。
タニタにこのようなレシピ本があるようです。これを参考にするといいかもしれません。
あと、運動です。定期的に体を動かすことで、血圧は下がるようです。
ウォーキング、ジョギング、水泳、など、自分に合った運動をするとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
高血圧で怖いのは「脳出血」、「心筋梗塞」、「腎不全」の3大合併症です。
突発的な死にもつながるこれらの合併症を防ぐために、
血圧に不安がある方は、血圧を毎日測定することで、
その日の健康バロメーターとして活用することをお勧めします。
また、服用している方は毎日服用続けてください。
薬を飲んでいない方は日々の生活習慣を見直す必要があります。
少しずつ改善することで、古くて、硬いホースを少しずつ柔軟なやわらかいホースに変えていきましょう。